コミュニティを創りたいと考えるのであれば、目の前のことだけでなく、最初から中長期的視点を持つことが大事になってきます。
hikkyusan@コミネトです。今の流行というか、ちょっと騒がれているから「コミュニティを創りたい!」という起業家で、中長期的な展望を持って、そこにある目的を果たすためにコミュニティを創るというケースはまだまだ少数派。
だいたいそういうケースは、コミュニティ云々の前にビジネス自体も中長期的な展望を描けていなかったりしますけどね…
※中長期的視点を持ってビジネスをやっている人はコミュニティ創りも自然とやっています。
コミュニティが立ち上がるきっかけは大きく分けて2つ。
・イベントから派生してコミュニティ化される
・最初から計画的にコミュニティを創っていく
前者のパターンでコミュニティが立ち上がることの方が多かったりしますね。コミュニティを意識していなくても成り立つ自然な流れなので。
ここで、得意のコミュニティ構築とメディア構築の類似性を利用して説明していきます。
冒頭の図は、この一ヶ月間のサイト訪問者数をGoogle Analyticsで見たものです。この図を見て頂くと分かるように、一日だけ瞬間最大風速的なアクセスがあります。
コミュニティでも、何か勢いで生まれるものってあるんですよね。イベントでものすごく盛り上がって、そこにいる仲間で意気投合して、何だかその流れでコミュニティになっていってしまうパターン。
これはこれで必要なことで、きっかけがなければコミュニティは創り出せませんからね。
ただ、大事なのは、
・何度も同じように再現できるか?
・自分の手が離れても生み出していけるものになるのか?
というところ。
イベントから派生したものを、如何に計画的なコミュニティ創りへシフトしていくか?
瞬間最大風速は、マンパワーを最大限活用するだけでなく、環境(外的要因)との相乗効果で生み出されることがほとんどです。言い換えると、瞬間最大風速を生み出すためには、常にきっかけとなるマンパワーを掛ける必要があるんですね。
自然発生的に瞬間最大風速が生み出されるというのは、偶然の産物、ラッキー以外の何者でもありません。
この再現性を生み出せないのは、流行語大賞を取ったような芸人が翌年以降、「あれっ?そういえば○○ってどこいったの?」という寂しい状態に陥るのと同じことになりかねません。いわゆる「一発屋」というやつですね!笑
これと合わせて、ベースとして考えておきたいポイントがあります。それは、コミュニティというのは中長期的に続いていくものなので、それだけの視野を持って創っていくことが大事だということ。
そして、中長期的に続けるという前提に立つと、如何に自分がいなくてもコミュニティが成り立つ環境を創っていくかが課題になってきます。
自分以外の人がやっても同じようにコミュニティが運営され、コミュニティが成長していく流れができているのか?ということ。これは再現性を持っていないとできない訳です。
そんな時にイメージしたいのが以下の図です。
これは、この一ヶ月間の検索経由でのサイト訪問数をGoogle Analyticsで見たものです。見て頂いて分かるように、非常になだらかですが、緩やかな右肩上がりの傾向となっていますよね。着実に検索経由での訪問者が増えてきているということです。
※ここでやっていることは誰でもできるシンプルなことを積み重ねているだけです。
この状態が出来てきて土台が分厚くなってくる(アクセス数が安定的に増加傾向になってくる)と、マンパワーで何かきっかけを創らなくても人が集まってくる状態になってきます。
(厳密にはまだまだその状態ではありませんし、継続的に底上げは必要ですが。)
hikkyusanがコミュニティ創りでも意識しているのは、如何に自分がいなくてもコミュニティが拡大、成長していくか?ということです。何故かというと、自分がいなければ成り立たないコミュニティというのは、自分のマンパワー次第で全てが決まってしまうから。
仮に自分が動きを止めてしまえばコミュニティも止まってしまう。これだといつまで経っても自分が自転車を漕ぎ続けなければいけないですからね。
まとめ
コミュニティというものは、中長期的な視点で創り、育てていくものだと考えています。
基本は着実に右肩上がりの中長期的なパターンでコミュニティを育てていきながら、ちょくちょくイベント的な瞬間最大風速を起こしてコミュニティ創りを加速させる。
この形を基本にしておくと、外部要因にコミュニティが左右されにくくなり、自分が目指すコミュニティを安定的に構築していきやすくなります。
是非、意識してみてくださいね。
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