学校運営のあり方

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「教育改革」、「教育改革」と騒がれて久しい。

「教育改革」に本当に必要なことは何だろうか?

と考えると、今必要なのは「教育改革」ではなく「学校改革」なのではないか?

教育改革というとすぐにカリキュラムや、小中一貫教育といった制度面から話が始まる。

しかし、教育の場で一番足りていないのは、

・現場教師の情熱
・それを引き出すための学校環境・教員採用システム
・その学校環境を作りだす学校運営関係者の能力

等々

もっと現場に近い視点で見れば問題は明確だと思う。

なぜそこを議論しないのか?

気付いていないのか?

いや、ある程度身分を保証されているので、それを守りたいために意図的に触れていないのか?

いずれにせよ、本当の「教育改革」を実現するためには、この「学校改革」は避けて通れないと思う。

では、どうすれば現場教師の情熱や、それを引き出す学校環境が改善されるか?

それは、学校を運営するにあたり、「学校運営者」と「教員」を明確にラインを引くことだ。

「学校運営者」はいかに教員が教えやすい、そして生徒が学びやすい環境を作るかに注力し、「教員」はとにかく生徒に対して情熱を持って教育・指導に専念する。

いたってシンプルだ。

営利企業で言うと「マネジメント層」と「一般社員」の関係だ。

よく企業では「お客様第一主義」を掲げ、お客様に対して、いかによい製品・サービスを提供するかをモットーにしている。

また社内に対しては、「働きやすい環境の提供」に力を入れているケースが多い。

学校に関してもこれと同じ構図が当てはまるのではないか?

教員(一般社員)は生徒(お客様)に対してよいサービス(教育)を提供する。

そして学校運営者(マネジメント層)は、教員に対して働きやすい環境を提供する。

ただ、学校で問題となるのは教員の延長上に教頭、校長というポストがあることだ。

マネジメントの出来ない人がトップに立っても、まともに運営することは困難だ。

今こそこの階段的なポスト構造を崩壊させ、外部からビジネスマネジメント経験者を採用していくべきだと思う。

そして、教員の評価制度を変えるべき(むしろ作ることになる?)。

客観的に評価出来るような仕組みや指標を作り、各学期・年度ごとに目標を立て、その達成度で評価が決定する。

方法は色々検討する必要はあるが、少なくとも未達成なら評価が下がるという意識を、教員に浸透させていく必要があるのではないか?

生温い環境で自分の立場を守っている教員など必要ない。

もっとやる気のある教員を育成していくべきだと思う。

ちなみに、上記は現場教員から聞いた話を元に、あくまでも個人的な考えとして書いています。

世の中には素晴らしい教員も数多くいらっしゃいますから。

コメント

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    初めまして。中学校の現役教師です。”熱のある教員が少ない”とのことですが、それはどうでしょうか?まず、第一にこの世界に入った人はみな、子供たちが大好きで、熱い心を持った人でした。それがあなたの目線で見て、熱がないと写るとしたらそれは、あなたの言うとおり、教育制度がその熱を奪ってしまったのです。ですがあなたの指摘は一部正しいですが、本質は違います。管理職ははっきりいって関係ありません。ほとんどの教員が校長、副校長のいうことを無視し(言いすぎですが)、生徒のために教育を行っています。査定されていて、言うことを聞かないから査定が下がる、給料が下がる、そんなことを考えている教員はまず、いません(管理職になりたい人は違いますが)。子供や保護者のために良い中学校生活を送ってもらいたい、その一心です。管理職の問題ではなく、教員にもっと時間を与えてあげなくてはいけないのです。みな、休む間もなく働いています。朝の8時から生徒が帰る6時30頃まで休憩時間がないのですよ。現場に一日いてください。特に中学校に。授業がたくさん、行事がたくさん、問題行動、事務処理たくさん。よるも遅くまで保護者から電話。これのどこが生暖かい環境でしょう。机上の空論では、通用しません。

  2. みんなのプロフィール より:

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