「自分らしさ」「自分らしく生きる」
パッと見、素敵な言葉だけど、これを追い求めると迷宮入りしてしまう落とし穴。
photo by 阿部龍太
hikkyusan@コミネトです。
だいぶ前に自分もよく使っていた「自分らしさ」「自分らしく生きる」という言葉。
今は忘れ去ったように使ってない言葉。
よくよく考えてみると、ほんと曖昧で分かりにくいですよね。
「自分らしさって何?」
「自分らしく生きるってどういうこと?」
分かりにくいので、思わず英語では何て言うのかな?と調べてみると、
individuality
personality
sense of oneself
うーん、「インディヴィジュアリティ」「パーソナリティ」か。
これもよく使うけど、同じレベルね(笑)
自分らしく
be myself, be me
相手に言うなら be yourself, be youdon’t lose myself
個性なくす、自分らしさがなくなる
Don’t lose yourself
自分らしさを大事にねJust be yourself!
自分らしく、そのままがいいよ
だから、Myselfって何なのよ?!(笑)
何がMyselfなのか?曖昧過ぎるんです。
だから、何か別のモノになろうとしちゃいがちだし、「こうありたい」という願望を「自分らしさ」と思い込んでしまったり。
じゃぁ、何で曖昧なのか?
「自分らしさ」なんて、自分をどの角度で見るか?で、その角度の数だけあるんだし、それを全部ひっくるめたモノでしょ?
そりゃぁ、分かる訳がないよね。
それを生み出している根本要因に目を向けないと、「自分らしさが何か?」なんて分かる訳がないんですよ。
見てるところがズレてて、自分でも何か分からないような曖昧なモノを掴もうとしてるんだもん、無理でしょ、そんなの。
そんなことを冷静に考えてみると、「自分らしさ」「自分らしく生きる」というのを、もし意識するのであれば、
自分の心の声に素直になり、
その声を最優先に行動すること。
(社会の秩序を乱さない範囲で)
探すモノでも、わざわざなるモノでもなく、今すぐ出来る具体的な行動として、
自分の心の声を指針に行動する。
という、ものすごくシンプルな部分だと思うんだよね。
これを徹底して、思いっきり目の前のことをやり切ることが、結果、「自分らしさ」が発揮されて、「自分らしく生きる」ことに繋がるんじゃないかな。
今の行動の積み重ねの結果が「自分らしさ」になる。
その結果が事実だし、それが現時点の「自分らしさ」なんだし。
「自分らしさ」は、完成されたモノではなく絶えず創られていくモノ。
今、目の前の選択。
心の声に素直にシンプルに従ってみることから始めてみては?
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