「米国株投資の方針を変更!配当王銘柄を売却して大幅に保有銘柄を再編」に書いた変更で固まったと思っていた保有銘柄ですが、最後の最後、銘柄の入れ換えをしました。
高配当銘柄をあえて外してまで保有銘柄を入れ換えたということもあるので、今回の入れ換えも記録に残しておこうと思います。
高配当のBTIを売却
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)は、保有銘柄の中では唯一の高配当銘柄で、直近は株価が下がっていて魅力的な高配当になっていました。
さらに、米国株投資を始めた当初からの保有銘柄なので、手放すのは惜しい気持ちもありましたが、今回は思い切って手放しました。
理由は、長期保有することを考えた時に、自分が好きなジャンル(アルコール)を最優先にしてコア銘柄を固めたかったから。
タバコは吸っていませんし吸うつもりもないですが、お酒は今後も500%飲んでいくでしょうし、お酒を飲むなら自分が好きなお酒を飲みたいのと、どうせならそのお酒メーカーの株を持っていたいですからね。
高配当だけが保有理由のBTIより、お酒好きでコロナもよく飲んでヒューガルデンもたまに飲むし、既に日常生活の中で接点のあるBUDの方が個人的には長期投資に合っていますね。
アルコール100%の保有銘柄
既にディアジオ(DEO)、コンステレーション・ブランズ(STZ)を保有していますが、それにアンハイザー・ブッシュ・インベブ(BUD)が加わりました。
BTIと入れ換えた形なので、保有銘柄がアルコール100%の完全にお酒まみれ(笑)
お酒まみれと言っても、DEOは蒸留酒、STZはワイン、BUDはビール、というようにそれぞれ中心のジャンルが違うので保有する意味があるんですよね。
実際、日常生活でもどのジャンルのお酒も飲んでるのと、好きだからこそ業界の動向に関しても意識が向いてるので自然体で投資が出来て楽だったりします。
保有割合は、大きい順にDEO(45%)、STZ(33%)、BUD(22%)です。
配当源泉税率30%でも投資
BUDを保有しようと考えた時に、一番のネックに感じたのはベルギー株の源泉所得税率の高さで、米国株10%、英国株0%と低いのに対して、ベルギー株30%と圧倒的に高い税率なんですよね。
ベルギーと日本での源泉税率を合わせて約50%になるので、さすがに税率だけ見るとBUDへの投資を少し躊躇しちゃいますね。
でも、税引き後の配当利回りで2%前後あるので、高配当銘柄と思わなければ良いだけなので投資することにしました。
無配でなければ投資元本が増えていけば相応に配当は増えていくので、資産が大きくなるまでは配当利回りの優先順位を下げて投資していこうと思います。
ちなみに、インカムゲイン重視なのは変わっていないので、将来的にコア銘柄で資産が大きくなったら高配当銘柄を追加していく予定です。
1ジャンルに偏った保有銘柄
同じジャンルの銘柄を複数保有することに意味があるのか?というと、個人的には大いにあると考えています。
まず、大好きなアルコールというジャンルなので、業界の情報への感度が高いのが何よりです。
そして、アルコールは生活必需品に分類されてディフェンシブですし、ベータ値もBUD(0.95)、DEO(0.55)、STZ(ー0.03)となっていて、市場全体とはズレているので個別銘柄に意識を向けていれば十分なのもあります。
と言いながらも、ディフェンシブでありながら人口増加と共に成長する傾向が強いのがアルコールなので、ワールドワイドに展開している世界トップクラスのこの3銘柄の成長性も大いに期待出来ますしね。
また、STZが米国株、ADRなので米国市場で取引をしていますが、BUDはベルギー株、DEOは英国株、というように3銘柄で国も別々になっていますし、ある国の政策の影響を受けて大きな動きをする確率も3分の1になるのも安心感が高まります。
あとは、前述のように、メインジャンルもDEOは蒸留酒、STZはワイン、BUDはビール、とそれぞれ違っていて、ガッツリ競合することもなく上手く棲み分けが出来ていると思います。
ジャンルとしてはアルコール1つに偏っていますが、偏った中でも細かく見ると上手く役割分担が出来ているので、個人的には安心してどっしり構えた投資が出来るようになった感じですね。
トータルリターン
長期投資としての保有銘柄がようやく最終確定した(?)ので、計測も仕切り直してスタートさせようと思います。
2018年5月23日時点の保有銘柄全体のトータルリターンです。
●トータルリターン【+0.31%】
(計測開始:2018年5月22日〜)
▼内訳
BUD【ー0.46%】
DEO【+3.62%】
STZ【ー3.66%】
気長にアルコール銘柄の成長に期待しながらやっていこうと思います。
コメント